ウィークリーガール
開口一番口喧嘩-4/4

「あ、おかえりカノン。遅かったわね」

『ごめんなさいリナリー。ジェリーと長話しすぎちゃって』


リナリーは一瞬目を丸くしたあと、くすくすと笑った

「相変わらずね」

『な、なにがっ』



「だって…ふふ、なんでもないわ」

『な、なによう』


未だに笑いを抑えきれていない彼女、少し居心地が悪い。

『うぐぐ…いいからご飯食べましょうよ。これから忙しくなるんだから!』

気を紛らわす様にどかっと座り込み、トレイに乗せていたサンドウィッチを食べ始める。
昔より、さらに腕を上達させたジェリーの料理は、頬が落ちると思ってしまうほど美味かった。

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