恋物語番外編 | ナノ


くだらない話〜記念日〜


『そういえば今日は…』


『ん?』





くだらない話 〜記念日〜








『プリーモとGが朝利 雨月が大事にしていた最高級玉露をぶちまけて廊下に正座させられた記念日です』


『え、ちょっとそんな面白い話は本人達がいるところで聞かせてよ』


『今思い出したのだから仕方ないでしょう。ちなみに去年の話です』


『意外と最近なんだね』


『ヌフフッ。しかもただの正座ではありませんよ。つま先を立てた状態で座ることを強要されていました』


『あぁ。跪座…なかなかひどいな雨月』


『以後ランポウへの仕置きとしてGが使用するようになりましたが』


『うわとばっちりだ』


『思い出すと可笑しくて先ほど食べたメロンパンが出てきそうです』


『やめてください自信作だったんだからやめてください』


『メロンパンという名前のくせにメロンが入っていないなんてふざけたパンです』


『ふざけたパンとか言わないでくださいもう作りませんよ』


『黙りましょう』


『ありがとう』


『そういえば今日はなまえがこちらに来てから200日ですね』


『まだ数えてたんだ。そうだね』


『メロンパン記念日ですね』


『そうくるんですね。いいですけど』


『さっきから敬語が交じってませんか?』


『Dにつられてるんですよ』


『欲しいものはありますか?』


『メロンパン記念日に?』


『200日記念日ですよ』


『えっとね…』


『苺のチョコレートがけでいいですよね』


『おっと考えさせてもらえなかった』


『実はもう用意してあるんです。どうぞ』


『わぁありがとう!……あれ?』


『どうしました?』


『この箱…。もしかしてあの時くれた苺のチョコレートがけって…』


『ヌフッ。100日記念日です』


『……』


『…なまえ?』


『明日なら…メロン入りのメロンパン、作れるよ』


『是非、お願いします』











 1700番一二三様キリリクの、Dとのくだらない話です。
 予想をはるかに超えたくだらなさで申し訳ありません(土下座)
 Dさんがただの記念日好きな人に…。
 カメリア シックリー センチメンタリティに出てきたプレゼントの意味がここで判明しました。

 主人公さんとDさんは案外こんなレベルのくだらない話をしてたらいいなと。
 リクエストありがとうございました!

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