名前に宿りし
月+木星/ギャグ/音都
※月の人間名▼兎山月影/とやまつきかげというのを頭に入れてお読みください。
最近妾には疑問がある。何故太陽が妾の上なのか。つまり何故妾が受なのか。解せぬ。昔から太陽はおなごのように愛い器量であったのに、いつ、何故妾が愛でられる側に相成ってしまったのか。
「どうした月、難しい顔をして」
「木星、」
妾がその難しい顔の理由を話すと、しばし思案顔だったが、それが苦笑に変わった。
「月、それはきっとお前が発生してから消滅するまで変わることのない事実だよ」
「なっ何故じゃ!」
「だってお前、"太陰"じゃないか」
「?確かに妾は太陰じゃ。別称じゃが」
よくわからんで首を傾げると、木星は更に苦笑してしまった。益々解せぬ。
「名前は月影だろう?」
「そうじゃ、が…」
え、太陰?今妾恐ろしいことを考えてしまった気がする。頼む木星違うと言ってくれ妾が馬鹿だと言ってくれ。
「うん、多分思ってるとおりだ」
もの凄く、死にたくなった。こんなこと疑問に思わなければ良かった。
――――― わかりましたか? 影=陰ですから 太陽×月影で 太陰になるね!て くだらない話です
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