せめて桜になって咲きたいと思うので、どうか私をあの枯れた大木の下、埋めてはくれませんか。そんな願いを云ってみたなら、君は何と言うかしら。
宇宙の果てまでどれくらい遠いの?宇宙までバスで行けるって、誰かに聞いたっていうきみは、あの、きっと寝惚けているんだよね?
我慢が大事なんだよって教えてくれたはずの人は、堪えきれずに泣きながら、昨日あの空を飛んだらしい。
我儘で居なさい、美しく在りなさい、貴女が幸せに成る為に、必要な物全てを手に入れなさい。
歌を歌いたい。出来ることなら、君の前で、君の音に乗せて。笑ってよ、馬鹿げた夢なんだから。君はもう居ないんだから。
全部は好きになれないよねって一緒に笑ってくれたのに、全部好きになりたいから、あの娘を選ぶんだってさ。
同じ世界に生きているのに世界が違うなんて言葉で君までの距離はとてもとても遠くて少しでも近くに生きたくて。
恋と憧れを混同しているのだと思うのだけれど、それにしては随分と心臓の痛みが大きい気がするから、もういっそ殺してはくれないか。
人に悪意を向けるくせに、人に悪意を向けるからこそ他人の悪意にとても弱い私を、君は人間らしくて好きだと言った。
君を信じているつもりになるのは簡単で、自分を信じていないつもりになるのも簡単で、けれど君を信じることは困難で、自分を信じないことは不可能なのだと。