一緒に死のうと言うのではなく、一緒に生きようと言ってくれたのなら、一も二も無く飛びついただろうのに
会いたいと泣いて、遭いたいと鳴いて、逢いたいと啼いて、遇いたいと哭いていた君とは合えないだろうと思った。
たとえ八方美人と言われようと、何の謂れも無く沢山の悪意に晒される訳にはいかないのだと、彼女のその持論は悪くないとは思ったのだけれど。
君に何かを伝えたい訳ではなく、彼に何かを伝えたい訳でもなく、ただただ誰かに何かが伝わればそれで良い。そう思い込みたい。
今日和、と貴方が云うから、此処に居ない私の想いも空回って、唯此処に居たいと願う事さえ、きっと愚かなことなのだと。其れが当然で、其れが善いのだと。嗚呼、如何して仕舞えば善い。
如何したって優しくは為れない私と如何したって強くは在れない君との仲が崩壊に向かう事等、最早予定調和の一部分にすら成れないであろう。
何かもう面倒だよねって、そう笑ってあとで泣くだろう君のことを考えて、でもやっぱり慰める言葉って見つからないよねって、何かもう面倒だよねって、ずっといたちごっこで、
朝が来なければいいのにって二人で笑い合っていたけど、どうか夜よ来ないでと願う日が来るなんてね。
早く早く、心ここにあらずで笑わないで。私以外の誰かを思って、私に向かって笑わないで。なんでなんでなんでなんで。
2つ並んだ写真を眺めて、シャイな貴方に代わって電話して。ねえなんで電話してきてくれないの?でもいいの私だけの貴方だもんね。貴方が私の顔すら知らないとしても、ね。