時は放課後、
私は彼氏の部活が終わる時間までってことで仲の良い友達数名とおしゃべりをしていた。

話しはだんだん盛り上がっていき
最終的には私の彼氏の話しに…



「女主名前の彼って冬のイメージだよね。なんてゆーか儚げって感じで。」

「分かる分かる!雪の国の王子様って感じ!」


ゆきむらだけに!とか言いながら友達の話しはどんどん膨れ上がっていく。



「でも本当優しそうだよね幸村君。」

友達A(仮)が目をキラキラさせて聞いてくる。

「そんなことないよー。」


「またまたー!あの幸村君だから二人きりの時なんてとびっきり優しくしてくれるんじゃないの!?」


「ないない、みんな精市のあの笑顔に騙されてるだけだって!あれは神の子なんかじゃなくて悪m「女主名前もう部活終わったから帰ろう。」…?」


恐る恐る振り返るといつ来たのだろうか、精市がすぐ後ろに立っていた。

「う、うん;」

笑顔で答えたはいいが、私は内心汗ダラダラだった。









「おじゃましまーす。」


クリスマス当日じゃないけれど、今日は二人で精市の家でお祝い。

明日は精市が部活で遅いのでイヴの今日にすることになったのだ。



「さぁ詳しく聞かせてもらおうかな?」



「うっ;」



帰路で友達と話してた時の事を問われ、家に着いてからとはぐらかしたがもう言い逃れはできない。



「最後の方なんて言おうとしたの?」


「あ…ああくー…」


「あくー?」


笑顔で迫ってくる幸村精市氏


「あくー…びがよくでるー…」


「いや意味分かんないだけど。」


悪魔だなんて本人の前で言えるわけないじゃない



「へぇー悪魔ねー…。」

「Σ!?(私声に出してないよね!?)」


「バカだなー女主名前は、読心術なんて朝飯前だよ。」


「今始めて知りましたよ精市君。」


「ふふっこの前のお仕置ってなんだったけ?」


この前のとは私が精市の部屋の花の鉢をうっかり落としてしまった時の事だ。


「腕たて500回とスクワット500回、縄跳び500回でした…。」


運動部でもないのにいきなり地獄のような筋トレメニューをだされ、私危うく三途の川渡るところだったよ。



「じゃあ今回は…。」

「今回は…?」



「クリスマスだし前のよりランクダウンしておくよ。」


「え!ホント!?」


「本当本当。」


よっしゃーとか受かれた私に精市が出したお仕置メニューは…






「正座五時間ね。」









ホワイトどころかブラックですが
(女主名前ほら見て、窓の外は雪が降ってよ)(…さようですか)(ふふっホワイトクリスマスだ)








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