「7月7日はー?」
「ダブルラッキーセブンデー!」
「死ね!」
「痛っ!死ね言うな!どつくな!痛いっちゅーねん!」
岸本のノリの良い問いかけに思いっきりボケたら思いっきりどつかれた。
私女の子なのわかってるんかコイツ。めっちゃ力強かった。
「・・・・お前ら何してん。」
「あ、南ー。聞いてー、岸本がめっちゃ殴ってきた。巷で噂のディーブイや。」
「あんな、DVっちゅーんは付きあってたり結婚してるパートナーの異性から暴力受ける事いうんやで。お前岸本と付きあってるん?」
「え、嫌や!岸本と?!うっわ、さぶいぼが・・・!」
「何やと?!しばくぞ!」
「うーわー、みなみぃー!」
「うざいねん・・・。」
はぁ、と思いっきりため息をついて面倒くさそうに南は私たちの傍にある椅子に座った。
何やかんや言っても南は一緒にいてくれる。そんな南との距離が心地良い。
「やっぱ南は岸本とはちゃうな。うち南めっちゃ好き。」
「・・お前、岸本の前でそれ言うなや・・・。」
「え、なんで?」
「なんでも。」
な、と大きな手のひらで頭をポンポンと撫でられた。
撫でられたところに自分の手をやって、とりあえずうんと頷けばちょっとだけ南は口元を上げて笑った。
青春謳歌
(な、岸本?) (だ、黙っとけ南!) (えー、何や岸本顔赤いで?)
**** 七夕の話を書こうとしたら思いっきり話が反れて終わった。そして大阪弁ごめんなさい(…)
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