悔しかったので・・・。
2014/03/13 13:44

フォーさんの故郷はちょっと裕福な貴族の多い国。
フォーさんの実家も名の知れた名家でした。というのも、フォーさんが剣技で有名になったから。生まれ持った才能というか、学園で飛び抜けていた彼は、隣国の腕自慢が集まる剣技大会で圧勝してしまいました。
娯楽や商売としても剣技の盛んな国でしたから、建の強い家はそれだけで栄え、逆に弱い家は廃れていきました。
隣国最強の異名を撮ったフォーさんですが、その実態はまだ二十歳の学生。妬む者、恨む者が少しずつ影を濃くして行きました。
手加減、というものが出来ないフォーさんは、大会に出ては優勝してしまいます。それまで毎回変わっていた優勝者がフォーさん一人になってしまいました。と、いうのも、お国柄貴族の均衡を守るために、今までは大会ごとに優勝者をコントロールしていたからでした。
擦り寄ってくる者、媚を売る者、遠巻きに見る者・・・反応は様々でしたが、自分には信頼できる友人がいるのだからそれで良いと、フォーさんは思っていました。
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