通常運転のマイペース二人組
その後、相田センパイの指示で屋上から今年の目標を叫ぶことになり一同騒然。
しかもその目標が達成できなかった場合、屋上から全裸で好きな子に告白しなくてはならない…んだとか。
好きな子いなかったらどーすんだろ…なんてわたしの不安を余所に、ガミガミだけはその課題をクリア。
目標は、”キセキの世代を倒して日本一になる!“だって。
その覚悟は買うけど、険しい道のりになるよ…と思いながらも、心のどこかではどこか期待してた…かもしれない。
水色くんは残念ながら先生が乱入してきたせいで、できなかった。
…で、なんでわたしまで怒られてるんだろ…
「聞いてるのかっ白雪!」
「ちょっ!!いくら先生でも、ゆあちゃんを泣かすなんて許さないわ!」
「いや、こいつ泣いてねー…ですよ」
ガミガミの言葉は聞き入れて貰えず、先生と相田センパイは言い合いを始めてしまった。
『…んー…眠い…』
欠伸を噛み殺し呟くといつの間に移動したのか、水色くんが隣で正座していた。
「相変わらず、マイペースですね、ゆあさん」
いや、水色くんには言われたくない。
『…というかいつからそこに?』
「最初からいました」
『……ごめん』
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