土方×斎藤(SSL)
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「先生。お顔が赤い様ですが、風邪の引き始めなのでは」

「……いや、何でもねえ」


失礼だとは思ったが、軽く頬を触ってみた。突然の事に先生の体が跳ねる。…やはり。触れた指先から伝わる体温は、いつもより熱い様に思う。


「さ、斎藤?」

「いつもより熱い様に思います」

「そりゃあ、お前の指が冷てえからだろ」

「いえ。先生のお顔が熱いのかと。ですので、ご無理は……」



全てを言い切る前に、いつの間にか腰へと回されていた先生の腕に引き寄せられた。


「先、せ……?」

「そんなんじゃねえよ。……そんなんじゃ……」




呟きと共に、唇を塞がれた。


触れた先生の唇は、やはりいつもより熱く感じた。




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この度は、とても素敵な企画に参加をさせて頂きました。智美と申します。肝心のイラストが見にくい様でしたら、申し訳ありません。

自ら選択した課題なのですが、いざ描き始めると、とても大変でして。構図も在り来たりで済みません。それでも頑張らさせて頂きました!…でも、なにゆえ土方先生は顔を赤くしていたのでしょうか(笑)


一君が好きで、土方さんが好きで……そんな気持ちを込めました。このイラストを見た方が、少しでも何かを感じて貰えたら幸いです。ありがとうございました!!

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