「おいシルバー邪魔だ離れろ」

「断る。今俺はゴールド不足なんだ」

「いや意味分かんねぇから」

腹が減ったと言うので仕方なく料理を作ってやっていた最中俺、ゴールドは何故かシルバーに後ろから抱きしめられている。
ぶっちゃけすっげぇ邪魔だ。
料理中はくっつくなって言ってるのに何で言うことを聞かないんだお前は。

「シルバー!本当にいい加減にしねぇとマジで怒るぞ!」

「お前が怒っても怖くないぞ」

むしろ可愛い、なんて言われてしまいちょっとムカついたのでりあえず手に持っていたおたまでシルバーの頭を殴ってやった。

「…っ…!!何をするゴールド…!」

「言うこときかないお前が悪い!」

本当に痛かったらしいシルバーは頭を擦りながら床にしゃがみこんでしまった。

…やりすぎた、か?

「…本当に痛かった…?」

「本気で痛かったぞ…」

「……ごめんシル、」

「ゴールドからキスしてくれたら痛くなくなるかもしれない」

「………」

ここは落ち着いて次はシルバーの頬を思いっきりビンタしてやった。




ばちん!

(…痛すぎて涙が出そうなんだが)
(しるか)




(2010.4.17)



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