「近藤さん。聞いてほしいことがありまさァ」

「ん?何だ総悟」

「実は結婚を前提にお付き合いしている人がいまして、」

「総悟、笑えない冗談はやめろ」

「うっせーな。お前には言ってねぇよクソ土方」

「何だとテメェ…!」

「トシやめろ。総悟それは本当なのか?」

「はい。真剣にお付き合いしてまさァ。その人と近々結婚もしたいと思ってます」

「結婚ってなぁお前何歳だよ。早すぎだ。」

「だからお前には言ってねぇよ死ね土方」

「……本気なんだな総悟…」

「はい」

「……お前が結婚したいなら俺はいいと思うぞ」

「近藤さん!?」

「確かに総悟の年齢で結婚なんて早いかもしれんが、二人が本気なら俺はいいと思う」

「……近藤さんがそう言うなら…」

「して、そのお付き合いしている方ってのはどんな人なんだ?」

「近藤さんも会ったことのある人で銀髪でとても美人な人でして」

「銀髪の美人かぁ……そんな人会ったことあるか…?」

「髪型は天然パーマで目は死んだ魚のような目をしてるんですが、いざとなったら煌めくんでさァ!」

「…近藤さん、美人ってとこは置いといて銀髪の天然パーマで死んだ魚のような目をしてる人物って、たった一人しか思い浮かばねぇんだけど……」

「…認めたくないが俺もだ…」

「声もすごく可愛くてヤってる最中なんてもう最高に可愛くて可愛くて!」

「総悟…その人の名前って…なんて言うんだ?」

「はい、坂田銀時っていいます」





冗談だよね?
(本気でさァ。俺は旦那と結婚します!)




(2010.2.15)



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