「俺はトラファルガー・ロー。海賊だ」
「!」
海賊。その言葉を聞いた瞬間、ナマエの目が見開いた。そしてさっきまでの柔らかな目とは全く違う、鋭い目つきになる。
「...ナマエ...どうしたの...?」
変化に気づいたベポが声をかけた。すると、ナマエは身体を起こそうとする。
「、っ!」
顔を歪めるナマエ。
「だめだよ、まだ治ってないんだから!」
ベポが身体をベッドに戻してやろうとナマエの肩に触れる。
「「!」」
ナマエはベポの手をたたき払った。驚くローとベポ。ナマエは未だベポを睨みつけていた。
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