「俺の娘になれ!!」
「「えぇー!?」」
大声を出したのは白ひげ海賊団のクルー達。当の本人ナマエは目を丸くして目の前の男を見つめる。白ひげやマルコを含む隊長達はその様子を面白そうに見ていた。因みに、エースとサッチは驚いている輩の中にいた。
「......っ、馬鹿かあんた!!」
「あ?」
ナマエが口を開いた。
「あたしは海賊が大嫌いなんだ!」
「アァ、知ってるさ」
興奮気味に食ってかかるナマエをよそに、白ひげは酒を飲んだ。
「だったらなんで「気に入ったからだ」
そう言ったろ、と言ってナマエを見た。
「海賊のくせに......!!冗談は大概にしろ!!」
ナマエが白ひげに叫ぶ。それを見た白ひげは座ったまま少し腰をかがめ、ナマエに視線を近づけた。
「俺はいつだって本気だ。小娘」
「......!」
目前にある真剣な白ひげの瞳。ナマエは押し黙ることしかできなかった。
「もう一度言うぞ。ナマエ、俺の娘になれ」
「、こっ、断る!!あたしはっ、この店でお姉ちゃん達を守るんだ!!誰が敵の家族なんかになるか!!」
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