「いらっしゃいませ」

連日盛況だった客足もだんだんと落ち着き、減ってきてはいたが、店の中には常に二、三人のお客様がいる状態だった。我が君というと、そんな状況に安心なさったようで、最近では店番以外にも家事をしたり部屋の模様替えをしたり、様々なことに挑戦なさっている。



「新しいデザイン候補だ」

にやにやしながらおっしゃる我が君にうなずけば、一枚の羊皮紙を渡された。


・あんぱん
・海
・コーンスープ
・壁紙
・ふさふさ
・パンツ


「まあ、素敵です。早速ルシウスさまにご連絡しますね」
「ああ、頼んだ」

毎回ルシウスさまが我が君のメモの解読に難を要しているというのは、秘密にしておこう。(そうして常に新しいデザインのものが出来るから、客足も途絶えないのである)

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -