ぬっと暗闇から出てきた腕に、わたくしは驚いて洗濯物を落としてしまった。ああ、ローブが…ピンクは汚れが目立つのに。

「びっくりしたか?」
「ええ、ええ、とても」

正直文句のひとつも言いたいけれど、我が君が嬉しそうに笑うので、わたくしは黙っているしかない。と、いつもはそうなのだけれど

「…それにしても、最近は度が過ぎます。このローブの洗い直しなんて五回目ですよ。お夕飯はナシ!」
「悪かったもうやんない絶対やんない」



わるいこのしつけかた

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