「リリーちゃん、それ、わたしの勘違いだったの」
「え…そうなの…?」
「だから何回も誤解だって言ってるじゃないか!」
こんにちは!
なんとかリリーちゃんとジェームズくんの喧嘩が落ち着いた。シリウスくんたちが壊れたものを直してくれている間に、わたしはリリーちゃんとご飯作り!
「あの、さっきはごめんなさい」
「いやいいよ気にしないで!元はと言えばわたしが誤解したのが悪いんだし…それにしても、ジェームズくんって、本当にリリーちゃんがだいすきなんだねえ」
「……」
ぽっ、と頬をピンク色に染めるリリーちゃんはとおってもかわいい!おおっ脈アリだよジェームズくんがんばって!恥ずかしかったのか、話を変えるようにリリーちゃんがなにを作るの!?と早口で言った。うー、どうしよう。みんなに聞いてみようか。
「なんか食べたいものあるー?」
「「みそしるー!」」
えっなんでみんなしてみそしるなの?うんじゃあ、作るけどさ、みそしる…。
「ブラックから話を聞いたの。だからみんな興味津々なのよ」
「へええ、そうなんだー、あ、それは適当に切っちゃってだいじょーぶだよ」
「はーい、あとは何をつくるの?」
「ううん…どうしよう…時間もかかっちゃうよねー、」
みんなは夕方にやって来たんだけど、喧嘩騒動もあり、外はもう真っ暗になっていた。これからごちそうを作るってなったら遅くなりすぎてしまう。
「んー…、よし!」
出前!デリバリー!ピザ!
100912 ニコ