「えっえっ!リリーも呼んでいいの!?」
「レイだけ女の子じゃあ大変だろ」
「やったー!シリウスだいすき!」
「きもい」
「兄さん、このリボンどうします?」
「おー、まだ使うからそこ置いとけー」
「はーい」
「こんにちはーごめんくださーい」
「「あっリーマスだ!」」
「ちょっと兄さんそれ!」
「こっ、こんにちは…!」
「「あっピーターだ!」」
「それ僕のパンツです!」



てんやわや、やんや、やや?



とりあえずみんなお泊まりセットを持ってブラック家に集合。ジェームズに呼ばれてきたエバンズは、ジェームズの近くにいたくないのと俺の話に興味があるのとの間で気持ちが揺れているらしく、顔をしかめていた。

「えっと、あれだ、手短に言うと、日本に行く」
「は?なんでいきなり日本…ってポッターさわらないでうざい!」
「リリーはあはあ…!」
「え、きみ家出の間日本にいたの?」
「あ、ペティグリューさん、それ高級なティーカップですから割らないでくださいね」
「ええええ…!?」
「いや家出じゃないし、今から説明するから」
「もうっ嫌だってば!髪の毛抜かないで!」
「リリーの髪の毛!リリーの髪の毛!」
「うわあジェームズきもちわるいよきみ」
「あ、ペティグリューさん、それ純金製ですから気をつけてくださいね」
「ええええ…!?」
「俺はこのリボンのせいで日本に、…」
「いやだもうほんとうあなた滅びておねがい!」
「ああリリー、僕たちの愛があれば世界はいつだって光輝くのさ!そうだろう?」
「ジェームズの眼鏡がめっちゃ光ってるよ」
「あ、ペティグリューさん、それ本物のダイヤモンドですよ」
「ええええ…!?」


「…おまえら俺の話を聞いてくれないか」

さっぱりまとまらない、俺の友人たち(+弟)の様子にすこしだけ苛つきながら、でも、笑顔がこぼれた。



100909 ニコ

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