「スネイプ先輩!髪洗わせて!」

また来た。頭痛の種。

六年の後半ころからポッターたちもさすがに就職のことを考え始めたらしく馬鹿な悪戯や僕に対する阿呆な行為もしなくなった。

そう思ったらこいつだ。

「うるさい。黙れ」

こいつといたら自分まで図書館から追い出されそうだ。

迷惑きわまりない。

「じゃあいいです諦めますー」

めずらしくあっさりひいたかと思えば今度は一人言のようにぶつぶつとしゃべり始めた。

「最近シリウス先輩にも会えないし。なんの悪戯してるんだろ。あーあ、わたしも悪戯仕掛人やりたい先輩にあいたいぎゅうしたい」

ブラックめ。下手な言い訳なんかせずに勉強が忙しいと言えばいいものを。



(そうすればこいつの気持ちもすこしはすっきりするだろう)





2009/11/14 ニコ

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