「グリフィンドール!」
やった!小さくガッツポーズ。(心の中では三メートルほど飛び上がって喜んだ)帽子にありがとうと言って椅子からおり走り出す。
ああ!やっと会える!
「シリウス先輩!」
やっぱりレイはかわいかった。ふわふわくるくるの髪を揺らし、俺のだいすきな笑顔を浮かべながらこっちに向かって走ってくる。
先輩!だって!なんか照れるな。
「レイ!」
シリウス、先輩は、やっぱりかっこよくて、わたしのだいすきな灰色の瞳を細めて笑った。そしてぎゅうとだきしめてくれた。
「あいたかったー、です」
「俺も会いたかったよ」
まだ先輩呼びも敬語も慣れないけれど、彼の体温は昔のままでひどく安心した。
2009/11/13 ニコ