レイ!俺!家を出る!

こんな走り書きが送られてきた夏。やったねシリウス!なんて、思った反面、すごくさびしかった。やっとホグワーツに入学できる歳になったのに、今年の夏はシリウスに会えない。それだけでさっきまで鮮やかだった空の色がひどく単調なものに変わった。さびしい。会いたい。抱きしめて。

あれ、本当に先輩って、わたしのなんなんだろうか、お兄ちゃん、すきなひと?…お父さん?(いやこれはちがう)

「レイ!」

どきん

心臓がとびはねた。近づいてくる足音にもう、体は動かない。

どきどき

どきどき





2009/11/23 ニコ

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