さいきん忙しいなあ。わたしじゃなくて、リーマスが。大学のゼミの、共同プレゼンテーションがなんとかかんとかで、お家に帰ってくるのも遅めだし、帰ってきてもずっとお部屋。分厚い本とにらめっこ。いっしょに住んでるのに、あんまり会ってないきがする。さみしい!あいたい!リーマスがたりない!とかなんとか思いながら、放課後、教室。家にいてもつまんないからぼけっとしてた。携帯が鳴って、わあ、リーマスからだあ!



「ナイトあくあ、…?」
うん、ナイトアクアリウム。夜の水族館。いかない?
「ええっいきたい…けどリーマス、いいの?プレゼンテーションの準備は?」
今日発表だったんだよ。シリウスがさんざん足引っ張ったから、お詫びにってチケットかわせ、…くれたんだ
「やった!いくぜったい!」
ふふ。じゃあ早くおりてきて。
「えっ?」
待ちくたびれたよ
「わ、あああまってまってすぐいくごびょうでいく!」
あっ、あと、
「うん!なに!」
あいたかった。さみしかったよ
「……」
えええ、なんでなくのさ
「わた、わたし、りーます、すきだ」
しってる



電話のむこうでリーマスがやさしくわらってるのがわかった



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