リーマスへ

今日は委員会があるから遅くなります。


とメールをしたら、すぐに返ってきた。


了解


…あれ?なんか怒ってる?いつもこうやって連絡してたんだけど、あれー?




「ただいまー」

シーン

静まった部屋。お、おかしい。電気はついてるのに。リーマス、自分の部屋にいるの、かな。と思ったけど、いない。出掛けてる?いや、そんなわけないか。それなら連絡くれるし、玄関鍵かかってなかったし。

「リーマス、ど、こ…!」

とりあえず制服から着替えようと思って私の部屋に行くと、私のベットの上で眠るリーマスが。びっくりして息つまった。

「なんでここで寝てるの?りーますおきてー」
「起きてるよ」
「わあっ」

肩を揺らすと、目がぱっちり開いた。腕を引っ張られて、そのまま、リーマスの上にたおれこむ。

「わ、私が押し倒してるみたいになってるんだけど…」
「じゃあ反対にしよっか」
「むぎゅっ!いや!そういうわけじゃなくて!」
「じゃあどういうわけ?」
「わ、やめ!」

ぐるりと一回転して、真上にきたリーマスの頭は私の首筋へ。

「や、まだしないって、いったじゃん!」

そうなんだよ。その、私がまだ高校生のうちは、そういうことをしないって、約束なんですよね…。だからお互い別々のお部屋で、別々のベットなんです。

「うん。だから、つまみ食いだよ」
「はあ!?なにそ、うわ、いた…!」

首元に痛み。チリチリ焼けてくみたいな。

「ん、これでいいや」
「なっなにしたの!」
「えー?自分で鏡みなよ」


「…きゃー!!ななななななななにこれ!なにこれ!リーマス!なにこれ!!」
「キスマークだけど」
「いやさも当然のようにいわないで!どうすんの明日も学校あるのに!」
「ばんそーこ?」
「あっそっか…っじゃなくて!!」
「委員会って男とペアなんでしょ?」
「そうだけど!うわあほんとどうしよー」
「だからさ」
「え!?なに!?」
「うん。何でもないや」

ご飯できてるから、早く食べよう。そういって笑う。き、機嫌なおってる…。なんなんだ。





110505
じぇーらしー

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