「…と、いうわけです。」
「ああ、レイ、私、何て言ったらいいのか…」
「おめでとう、って、笑ってください、リリー。だいすきです」
「っレイ!だいすきよ!」

「なんだ、結局ハッピーエンドじゃないか!ねえリリー!僕たちもそろそろどうだい?」
「…もう、ジェームズったら、ばかね」
「え、ジェームズって…!」
「不服なの?」
「リリー、あいしてるよ!」

「セブルス、お茶でもどう?」
「…フン」
「うわ、何すねてるのさ」
「ブラックのあのしまらない顔がむかつくだけだ」
「あーうん、確かに…」


わたしの穏やかで、平和な日々が戻ってきました。ぶち。と、懐かしい音を聞くことはもうないでしょう。だってわたしの世界には愛で溢れているんですから!

「だいすき、だいすきです」

そう言えばシリウスは必ず、うつくしく笑って、俺も好きだ、と、魅惑の声で囁いてくれるのです。




おしまいっ!

2010/07/17 ニコ

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