お風呂DEあわあわ2
前から洗われるのは嫌だと言えば、神は渋々それを承諾した。まあ、後ろからじゃないと洗わせないと言えば、そうするしかないのだが。
泡の量が増え、背中と同じように神が持ったタオルが滑るように肌を撫でていく。
こうやって洗って貰ったのなんか、幼少以来だ。
伊吹に洗ってとせがまれて、昔は良く泡風呂で遊んでいた事もあったな。「おふろあわあわー」と泡を顔に投げてくる伊吹は可愛かったなあ。
と回想に浸っていれば、タオルが足の付け根を怪しく動いた。
「おい、神」
「なんですか?」
「何もしないって約束だろ」
「何もしてないですよ」
白々しく言い放つ神。あくまで洗っているだけ、そう言い張るつもりでいるらしい。
いつの間にか後ろから抱え込まれるような形になっていた事にも気づかなかったが、背中付近に固いぶつが触れて、神からタオルを取り上げた。
「もう終わりだ! 離れろ変態!」
「まだ終わってないですよ」
「大事なあそこ潰されたいか」
「伊織さんになら、」
言い終わる前にタオルで神を叩いた。
ベチっと結構強い音が鳴ってしまい、叩いた事を後悔していると、目の前の神が下を向いて俺の何かを凝視していた。
変態はどこまでいっても変態らしい。
俺は怒るのも面倒になって、Coldまで下げたシャワーを神に向けたのだった。