しんしとは



「ごちそうさまでした」
「あれ、しえみもういいのか?」
「これから勉強だからお腹いっぱいにしたら寝ちゃいそうで」
「そっか」
「杜山さんとこ期末テスト来週やもんな−」
「?私志摩くんに言ったっけ?」
「言われてへんよ−」
「………」
「ソフトに引かんで!ここらへんの学校の行事は大体知っとるんよ」
「え?」
「忙しい時にデート誘ったら株下がるやん」
「え−…」
「うわぁ…」
「神木さんにも引かれた!?」
「引かれて当然やろ」
「紳士の嗜みやのに−」
「しんし?たしなみ?」
「首を傾げる兄さんかわいぐはっ」
「若さんログアウトしました」
「紳士は俺みたいな人で、嗜みは当然のことって感じや」
「つまり紳士はちゃらんぽらんなピンク頭なんだな!」
「俺の認識!」
「大体あってるわよ」
「もうそろそろ部屋戻るね」
「おう、後で夜食持っていくな−」
「うん!」

[]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -