酒は飲んでも飲まれるな

「ゅきおー…」

「兄さん?」

「えへへ」

「…お酒、のんだの?弱いからのむなってあれ程」

「ちょっとだよーちょっと…」

ぎゅ

「冷たいーきもちいいー」

「兄さんは熱いね…」

「…ゆき、やー?…」

「嫌じゃないよ、むしろ…」

「?」

「襲いたくなる」

「ふあ」

「兄さん酔っ払うと二割増しで可愛いんだもん」

「そっかあ…ゆきおはかっこいいよなあ……んー……ちゅ」

「誘ってるの?」

「しゃそってるよ……かんだ…」

「本当可愛いなあ…ちゅ」

「…、もっとすごいのがいいっ」

「深い、って言おうよ…まあいいや」

「っん……、ぁ…」

「ふふ、兄さんまだ息継ぎ苦手なんだ」

「う……おかわり」

「キスだけでいいの?」

「…それからはおれがやんの!」

「わあ、大胆」

「さそったんだからな、にいちゃんらしくやってやるぞ」

「ちゃんと出来るの?」

「で、できる!」

「楽しみだな」

「それよりさっさとおかわりちょーだい」

「何時もそうだったらいいのになあ」

「る、せー…」

「拗ねないでよ、ほら、おいで、燐」

「かくごしろっ」

「はいはい」




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