継承を乞う紅
素材。
血よりも鮮やかな紅色の宝石を閉じ込めた同じ程紅い牡丹の生花が二輪。
片方は力強く大きく咲いていて、片方は控えめではあるが儚げで独特の美しさだ。
どの時代かすら不明、手向けの為に用意した等様々な説がある。
途絶えさせてはならぬ途絶えさせてはいけない継がなくては続かなくてはああ、祖よどうかああ、 よどうか………。
「継承」もしくは「不変」の力を強く宿している。
これを素材として使用するならば非常に強力な効果になるだろう。
たけき者もついには滅びぬ、それが道理。だが覆すのだ。この手で。
『そのようなもの、認めぬ』断じて、決して。