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人はたくさんいるのに、相変わらず腕は掴まれたままだった。
けれど、引きずられるようにして移動していたからか、一般的にそう見ることはないからか、3人組女の子の女の子に指指された以外、変な目で見られることはなかった。

奥に長い神社は横に狭い。尚輝はツレのところに戻ることはなく、アイツとは反対側へと移動した。
(なんで、)
殺風景さに変わりはないが、その種類が大幅に違う。同じように人はいないものの、辺りには木々が覆い茂っている。そこを抜けると道路へと出られることはあまり知られていない。

「なぁ、」
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