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「おーれもっ」

首からぶら下がったミニーの頭を開けながら言う。似合わない……。
先を行くノラの背中を追うような形で、俺たちもチョコレートタワーに近付く。既にバナナを手に入れたサガは、小学生に並んでチョコレートタワーにバナナを突っ込んでいた。

「愛も食う?」

雰囲気で尚輝もサイフを取り出している。さっきかき氷食ったのに、よく食えんな。

「いや、」

「しゃーねーな、俺の食わせてやるよ」

「いらねーっての」

100円玉を3枚。愛想だけの兄ちゃんが受け取るのを確認して、並んだバナナの1つを取る。
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