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それ後で送って。尚輝の言葉に笑って、俺だけ拳を振るった。

「そろそろ回ろうぜ」

歩き出した1人について、俺たちも足を進めた。
1度見た夜店の数々。

「俺バナナチョコ食いてぇ」

茶色い流れになだらかにカーブしたバナナをつけて食べている小さな人影。ピンクや黄色のかわいらしい小学生の女の子たち。
サガは誰の返事も待たずにその群れに進む。
一瞬ざわりと騒ぎが起こるのが分かった。女の子たちがつけたてのチョコをわざとらしいしぐさで舐める。

誰かが苦笑いする気配がした。
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