46

「ど、も……」

うまく、笑えたかな?

「ちょ、尚輝、ちょちょ、」

赤い携帯をしまったノラが、尚輝を呼び寄せる。肩を抱いて、ちょっと離れたところで何か喋っているようだ。

「……愛ちゃんさ、」

「愛って呼んでいいのは俺だけだぞー!」

ミノル、が呼んだ俺の名前に、尚輝が反応する。
こっちを見てくる尚輝と一瞬目が合って、地獄耳かよ、そう口パクで言った。ミノルが片手を上げて、尚輝は向こうを向いた。
口元が動いたが、何を言ったのか分からなかった。
<<>>

<<Retune?
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -