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ストローから垂れ流れていきそうなシロップに気づいて、飲み口を折って氷をすくう。
尚輝は俺たちから少し離れたところで、黒い携帯としゃべっているようだ。

「実はミカね、小学校のときからマツのこと好きだったんだよ」

アリサのかき氷を横からすくいながら、エミが小さめの声で俺に言ってきた。

「そんなに前から?」

ミカとエミは幼なじみだ。
固まった大きな氷の塊を食べながら頷いて、冷たー! と頭を押さえる。
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