▼
31
とは言ったものの、浴衣なんかあったかな、と考える。
マツのあの口振りだと、ツレの大半が浴衣なんだろう。
「じゃあまたなんかあったら連絡するわ」
《おう、じゃあなー》
電話を切ってそのまま、携帯をベッドに放り投げる。
「母さん! 浴衣って俺持ってたっけー」
部屋のドアを開けて下の階へ降りた。
もう一度鳴った電話を取っていたら。そう思うと……。
<<
>>
<<
Retune?
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -