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気付くと夏休みの半分が過ぎようとしていた。もうすぐ地元の祭りだ。
今の俺にはそれだけが楽しみだと言っても過言ではなかった。
地元の友達に誘われ、学校の友達も行きたいと言っていた。
3日間のうち2日連続で行ける。祭り自体はそれほど豪華なものではないが、宮入はそこそこに有名ならしく、遠くから来る人もいるらしい。

「もし、」

《もっしー! 今いけるぅー?》

「うん。どした?」
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