27

長い長い夏休み。

相変わらず太陽はアスファルトを照らし、気温は上がる一方。
タンク一枚ですら暑い。

蝉が短い命を削るかのように、永遠鳴いていてうるさい。


俺はあの日以降、屋上へ行っていない。

アイツに会うのが怖かった。

なのに、携帯からエミネムが鳴らないかと、期待している。

会いたくない。

でも、……。
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