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耳元でじりじりと身を焦がすタバコの音が鳴り続ける。

「俺は、このままで、……友達のままで、いたい。」

分かるか?
伝わったか?

アイツの目は俺を見ていた。
その目から逃げたくなって、目を閉じる。

俺とアイツ。

二人の呼吸と、タバコの焼ける音だけが鼓膜を震わせていた。
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