memo | ナノ


2013/08/02 23:12

「料理を教えろ」
「お前インターホン鳴らして一言目がそれってどうなんだよ」
「緑間くんに…高尾くん?こんにちは」
「よっ!いやー悪いな2人共邪魔して」
「本当ですよ、今良い雰囲気だったのに」
「ばっ余計なこと言うな黒子!…そんで?何で急に」
「ただの気分なのだよ」
「それがさ、オレが前にいつか真ちゃんの手料理食べたいって言ったら1人で練習してたみたいなんだけど真ちゃん不器用だから出来なくてさー…そこがまた可愛いんだけど。そんで今日予定が開いたんで教わりに来た、みたいな?」
「待て高尾お前何故オレが1人で練習してた事知って」
「ん?まぁ細かい事は気にすんなって、ははは」
「…怖ぇ」
「成る程事情は分かりました。火神くん、ここは緑間くんの為に一肌脱いであげたらどうですか裸エプロンで」
「ナチュラルに変な事言うな」
「真ちゃんにはオレがエプロン用意してやったから!取り敢えず脱いで」
「黒子と同じ事考えるな」
「だって男のロマンですよ裸エプロン」
「お、話分かるじゃん黒子」
「高尾くんもそう思います?」
「だああっ意気投合すんな!…ったく、仕方ねぇから教えてやるよ緑間」
「裸エプロンでですか?」
「違ぇよ!!」

**

「ああ、入れ過ぎだって!ちょっとで良いんだよそこは」
「くっ…意外と難しいな」
「力入りすぎなんだよ…、そうそう…やれば出来るじゃねぇか」
「ふ…当然なのだよ」
「んじゃ次はこれ切るぞ…、うわ、あぶねぇよバカ!」
「なっ、バカとは何…いっ」
「あー…よそ見するからだろ?大丈夫かよ」
「これくらい平気だバカめ」
「バカって言うな!」

「高尾くん」
「おう」
「天使がいます」
「知ってる。つかお前何回シャッター切ってんだ」
「そろそろ容量がなくなりそうです…そういう高尾くんこそなんかデジカメピカピカしてますけど」
「あーやべ、バッテリー切れそう。まぁ換え持ってきてるんだけどな」
「高尾、出来たぞ」
「まじ?すげーじゃん真ちゃん、早く食わせて、あーん」
「自分で食べろ」
「あー、えっと、黒子もオレの食う?」
「いいんですか?是非頂きます」
「…お、美味い!真ちゃん美味いよ」
「そうか…また、作ってやっても良いのだよ」
「相変わらず火神くんの手料理は美味しいですね」
「さんきゅ、オレも食う。緑間も腹減ったろ?」
「…まぁ、頂くのだよ」




もぐもぐもぐもぐ。誰得?俺得。

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