学パロ高+銀

※高校入学式
※初対面設定


――――――――――



「なぁ、それって地毛か?」

「そうだけど?」

「チッ」

「え?舌打ち?」

「何だよ、地毛かよ。紛らわしい髪色してんじゃねぇよ」

「??」

「ん?あぁ、キレーに染まってっからよ、よっぽど上手い美容院でやってもらったんかと思って。教えてもらおうと思ったら地毛だっつーじゃん。そらキレーで当たり前だよ。元々のなら似合ってて当たり前だっつー話よ。何だよ、期待もたせやがって」

「ぁ、……悪ぃ…」

「…何で謝ってんだ?」

「いや、期待持たせてって責めたのそっちじゃん」

「あぁ?…まぁそうだけどよ。それでも確かめずに勝手に期待したのはこっちだろぉ?テメェが謝る必要はネェだろ」

「…まぁ、そうか」

「だろ?…ところで、髪が地毛ならその目も自前か?」

「あぁ」

「チッ」

「また舌打ちぃっ!?」

「あ゛?当たり前だろ。初日からスゲェ気合い入ってんなと思ったのに全部自前かよ。面白味ねぇなぁ」

「いや、別に面白味なくて良いし」

「そのくせして目立ってやがるし」

「いや、別に嬉しくねぇし」

「全部自前で目立ってんじゃねぇよ」

「え?それって不可抗力じゃね?何で俺怒られてんの?」

「ところでよぉ、どっか上手い美容院しらね?」

「聞けよ!俺の発言まるっと無視かっ!」

「ぁ?何怒ってんだよ」

「いやだから………うん、やっぱ良いや」

「ふぅん?…で?」

「何が?」

「テメェは人の話聞かねぇなぁ。美容院しらねぇかって言ってんだろが」

「お前ぇには言われたくネェよ!ついでに美容院もしらねぇよっ!」

「んだよ、使えねぇな」

「そもそも何で美容院?」

「いや、一度くらい染めてみようかな、と」

「……」

「ンだよ?」

「いや。そのままでいんじゃね?」

「ぁ?何でよ」

「自前が一番似合うんだろ?アンタ黒い方が良いよ。……多分」

「多分ってなんだよ。黒なんて在り来たりじゃねぇか」

「いや、でもアンタの何か日に透けると紫っぽくなんじゃん。キレーだよ?」

「ふぅん?ところでお前、名前は?」

「軽っ!今更だなオイ。っつーかさっき自己紹介したよね、クラス中で名前言い合ってたよね」

「……あぁ、自分トキ以外寝てた」

「寝てたのかよ!?ぇ、むっちゃ普通に自己紹介に加わってたじゃん。俺覚えてんぞ」

「都合悪くならねぇタイミングで起きれるんだよ。昔から」

「何それ羨ましいな」

「ふふん。で?名前は」

「うわぁ、ドヤ顔ムカつく。坂田」

「下」

「細けぇな。銀時だよ。坂田銀時」

「ふぅん。ヨロシクな、銀」

「は?ヨロシク?つーか初対面で愛称呼び捨てかっ!」

「ヨロシク。いや、ぎんときって文字数多いじゃねぇか。面倒くせぇ」

「たった4文字ですけどね」

「俺のことは晋助様で良いぜぇ?」

「だが断る」

「チッ」

「舌打ちイミフ!っつーか、何で俺は『ぎん』でテメェは『しんすけさま』だよ。6文字とか名前より増えてんじゃねぇか!不公平!ふこーへー!」

「…しゃぁねぇな。だったらテメェも好きに呼びやがれ」

「おすぎ」

「却下」

「好きに呼んで良いんじゃねぇのかよ」

「お前あんだけ言ってそこで苗字って何だよ。つーか俺は双子じゃねぇ」

「また細けぇな。んじゃ、しんすけ」

「おー」

「初日にこんだけ絡まれたのも何かの縁だと思うことにするわ。ヨロシク晋ちゃん」

「しんすけじゃねぇのかよ」


「やっぱ細けぇな」


――――――――――

厨二晋ちゃんは一度くらい髪染めようと思うことくらいあるんじゃないかな、と…。

ホントは自分の容姿に対してイレギュラーな反応されて戸惑いつつも何か良いなコイツ…とか銀ちゃんが思うちょっとシリアス路線を書くつもりが気付いたらなんかこうなってた…orz

多分途中で面倒になって会話文にしちゃおうと考えたのが敗因です。
まぁそんなこともある。


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