ガラケーご臨終により慌ててPCに書き途中のもの持ってきたのでいつ書いたのか覚えてもいないネタとかを投げ込んでみる←ここまでがタイトル
今回は本当にいつ書いたのか覚えてないkrkつめ。長いことに定評がある迷子です。


・氷室さんと大和撫子
陽泉の三年生。バスケとかルールも知らないし、うちの学校はそれなりに強いらしいけどまあよく分からないからいっかみたいな普通の子。友達は多くもないし少なくもない。勉強は出来なくもないけど頭は良くない。安定の平凡主。
父親が茶道、母親が花道の教室をそれぞれ開いている。本人も子供の頃から厳しく躾られたせいでお茶もお花も超余裕ばっちこい。着付けも出来て当たり前。着物が普段着ですけど何か?何か?
でも本人はそんな家がコンプレックス。日本茶より紅茶が好きだし、着物なんてダサいし。古めかしい日本家屋な自宅が恥ずかしくて友達呼べないし、とにかく早く自立しようと両親の教室でアルバイトをしながらこつこつとお金を貯めてる。
そんなある日、母親の花道教室で使う花が足りなくて超特急で買いに行かされる。着物で。走れないんですけど!とか悲鳴上げながらいつもの癖でしずしずと歩き(でも心なしか早め)花屋でたくさんお花を仕入れさあ帰ろうとしたら、転んだ。
人のいない裏道で良かったー!と泣きそうになりながら花をかき集めていると、「どうぞ」って花を差し出してくれる人が。ありがとうございますと受け取って顔を見て、びっくり。相手は何と氷室くんでした。
イケメン帰国子女が二年生にいることは知っていた夢主はやばいあの氷室くんだ!ファンの子達にバレたら殺される!と必死に花を集めて去ろうとしたけどまず着物だからそんなに早く動けないし帰国子女な氷室くんがナチュラルに「俺が持ちますよ」って花を奪われて家まで送られる感じに。死ぬ。バレたら殺される。優しすぎるよこのイケメンが!ときめきつつも夢主半泣き。
家まではいいって言っても氷室くんは話聞いてくれないし色々と突っ込んだ質問してくるし、とりあえず花道教室のアルバイトですってだけ主張して花奪って頭下げてそそくさと家に飛び込む。名前言わなかったし学年も違うしわたしの顔なんて知らないよね大丈夫大丈夫。そう無理やり胸を撫で下ろしつつ次の日学校に行ったら何やら女の子達が騒がしい。
あの氷室辰也に好きな人が出来たらしい。何でも昨日偶然出会った着物と大輪の花が似合う、大和撫子がお相手だそうだ。
あれ。何か身に覚えが、っていうか。自意識過剰かもしれないけど、それってわたしのことじゃ…ないですよねー!やだもうたまにイケメンと接触したからってもう何舞い上がってんだか!そもそも大和撫子じゃなくてただの女子高生だしね!
みたいな感じでないないとスルーした夢主が家に帰ってアルバイトのために着物に着替えたら今度は父親の茶道教室で使うお茶請けが足りないと和菓子屋まで走らされたと思ったらまたまた遭遇した氷室くんに手を取られ「名前、教えていただけませんか」と迫られるような話が
//面白い話をするとここまでしか書いてませんでした。多分書きたい、と続けたかったんだろうけど、どうしてそこまで書かなかったのか…


・たぶん地味に流行ってる傍観夢的なものを書きたかったんだと思う。帝光中時代。

五月十日、晴れ。
何にもないとこで転んで鞄の中身をぶちまけてしまって、慌てて教科書をかき集めていると、知らない男の子が手伝ってくれた。
緑色の髪をした背の高い男の子だ。きれいな顔をつんと澄まし、眼鏡を押し上げて、気を付けるのだよと言い残して去って行った。
…ありがとうなのだよ。

五月二十三日、曇り。
黄瀬くんが日直をやらないのは何かもう仕方ないと思う。最初こそ釈然としなかったけれど、毎回一人で日直をやらされている友人を見かねて手伝い始めたら、何だか先生に褒められた。内申点上がったかな。なんて、こっそり思ってみたり。

六月三日、雨。
期間限定だと言うお菓子を買ってきたので友達と分け合って食べていると。おれにもひとつちょーだい、とかなりだるい感じの見知らぬ男の子にひとつ持って行かれた。
わたしが呆気に取られている間の鮮やかな手口である。巨神兵のごとき身長と紫色の髪をした男の子。奴はプロだ。

六月十二日、曇りのち雨。
別のクラスになった友達と久しぶりに話したら、隣の席になった男の子が怖いと愚痴られた。何でもバスケ部なのに色が黒くて、目つきが悪くて、とにかく無愛想で怖い男の子らしい。
日直は絶対にひとりでやるんだと意気込む友達にわたしはこう言うしかなかった。どんまい。

六月二十日、晴れ。
本の返却期限だったから図書室に向かったら、その途中で何かにぶつかった。らしい。
と言うのもわたしは気が付いたら転んでいて、驚いて辺りを見渡しても誰もいなかったのだ。まさか幽霊…いやそんなまさかだってお昼休みだったし。あれでも待てよあそこって出るって噂が…。

六月二十八日、曇り。
ちょっと前にお菓子を盗んで行ったあの男の子から、あかちんが呼んでると言って教室から追い出された。
目を白黒させている間に赤い髪の男の子に委員会の件でいくつか聞かれた。最後にあつしがすまなかったねとか申し訳なさそうに微笑まれたけど、何か怖かったのは何故だろう。

七月四日、晴れ。
友達が休んでしまったので代わりに日直をすることになったのだけれど、やっぱり黄瀬くんは仕事をしてくれない。
ギャルっぽい女の子ばかりを侍らせている彼に文句を言えるような勇気はないし、逆に彼が日直をしないおかげでわたしや友達は妬まれなかったのかも。
……うん?

七月十八日、雨。
知らない男の子に絡まれた。多分前に別のクラスの友達から聞いた彼だと思う。
でも体育館から転がってきたボールを拾おうとしただけで怒鳴るって。舌打ちって。おかげで友達は半泣きだったし、ぶっちゃけわたしも怖かった。
もう二度とバスケットボールなんて拾わない。

七月二十三日、曇り。
図書室で何となく気になって読み始めた本が予想外に泣ける話だった。
本を読み終えて涙を拭こうと思ったら、目の前にポケットティッシュが置かれていたのに気付いた。明らかにわたしのじゃなかったけど一枚だけ拝借させて頂いた。
明日はちゃんとティッシュ持って行こう。

八月一日、晴れ。
今日からめでたく夏休みだが、残念なことにロッカーに忘れ物をしてしまい教室まで取りに行った。
すると偶然にも体育館の入口付近で前に会ったあかちんくんとやらが緑の髪の男の子と難しそうな顔をしながら話をしているのを目撃した。二人は同じバスケ部だったのか、この暑い中お疲れさまである。

//ここまで書いておいてなんだけど、これどこに着地する予定だったんだろうか


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