Twitterに投下した、アンケートで票が入ったネタの小話をこっちにも!
ご協力してくださっている方へ感謝をこめて!

・子連れJK、海賊になる
(ハートの海賊団に拾われましたルート)
「船長さん、抱っこしてあげてください」
「…は?」
「この子、船長さんがお気に入りみたいなんですよ。お願いします」
「あー!」
「……お前ら、」
「あうっ」
「………ちっ」
「きゃあっ」
「おい、動くな。落とすぞ」
「落とさないでくださいね」
「……………」

・アブソルと旅がしたい
(けどマサラの悪ガキ二人組との小話です)
@
「めでたくオーキド博士の助手になりましたー!」
「おう、おめでとさん。精々頑張れよ」
「良かったね、ナマエ。応援してる」
「それでね、今度ジョウト地方へフィールドワークに…」
「はい却下」
「うん駄目」
「ついさっきまで頑張れとか応援してるとか言ってた癖に何この手のひら返し!」
A
「どうしてもジョウトへ行くの?」
「行くよ!言っとくけど既にジョウト地方への切符は予約済みだよ!経費で!」
「よーし分かった。レッド、」
「うん」
「…レッド、グリーン。何で二人揃ってモンスターボールを出したの?」
「ジョウトに行きたいのならぼく達を倒してからね」
「ってことだ」
B
「シロガネ山の生ける伝説と最強のジムリーダーに勝てるかー!」
「グリーン、オーキド博士に電話。ナマエがぼくらに勝てない限りカントーから出しませんって」
「あーもしもし、じーさん?ナマエのことなんだけどさあ」
「お、横暴だ!弱いものいじめだ!って言うか二人がかりとか超大人げない!」

・復活10年後ツナ夢
(ロリコン扱いされるツナさんが可哀想過ぎて素敵だと思う。詳しくはツイート参照)
「十八だ」
「ですよねー」
「当たり前だこのロリコン。俺はお前をマフィアのボスにはしたが、ロリコンにした覚えはねェぞこのダメツナが」
「うう…」
「とにかく十八まで待て。そしたらもうお前がどうしようが文句は言わねェよ」
「うん…」
「ロリコンとは言うけどな」
「やめて!」

・地味な海軍大佐
(誰との小話を書けばいいんだろう…と悩んでいた時、ふっと下りてきたドレークさんとの小話です。140字×3ツイートを繋げて)
自分が海軍にいた頃、よく可愛がっていた部下がいた。少女と呼んで差し支えない年頃だった彼女は、自分勝手な正義に燃えるわけでも、憎しみに身を焦がすわけでもなく。ただ、恋によく似た瞳で赤色を追っていた。あの男だけはやめろと言うことは出来なかった。気付けばふたりの正義は違えていたからだ。
敵対する身となった今でも時折思い出す。少女は自分が頭を撫でてやっていた頃と変わりはないだろうか。息災だろうか。部下とは上手くやっているだろうか。未だに、あの男を追っているのだろうか。
ドレークはただ祈るだけだった。いつか誰かが、あの赤色に燃やし尽くされる前に奪ってくれるよう。
そしてそれすら叶わぬ望みならば。その時はいっそ、可愛がっていた自分の手で。もう二度と頭を撫でてやることの出来ない己の手を見下ろす。月のない夜だった。風もないのにマントが翻り、微かに懐かしい気配がして。
少女は一瞬だけ躊躇い、ドレークは躊躇わなかった。
勝敗など、考えるまでもなく。

08/16 追加分
・廃人嫌いな夢主
(別にクダリさんメインというわけじゃないんですが、クダリさん書きやすい)
あなたのことは嫌いじゃないんです。
腕の中でそう、弱々しい声がした。それならぼくのなにがいけないの、ぼくはこんなにきみのことがすきなのに。少しの沈黙のあと、今度はいやにはっきりとした声で言われた。 廃人は嫌いなんです、と。
…あれ、もしかしてこれ遠回しに振られてる?

・甲斐にトリップ
(いきなり終わり辺りの頃。真っ黒幸村氏が夢主を連れて帰って来ちゃったので腹を括る佐助さん)
ただの町娘を主の正室にするわけにはいかなかった。しかしそんな佐助の想いとは裏腹に、あろうことか主は殊勝にも身分を考え身を引こうとした町娘を強引に城へと連れ帰ってしまったのだ。主の腕に抱かれたまま呆然と城を見上げる町娘に佐助は腹を括る。
彼女は恐らく、佐助の二番目の主となるだろう。


他の小話もちまちま書いてますよー!ええ!(視線をさまよわせながら)


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