イリアとルーティとナマエ

「あんたって、実は意外と大雑把よね」
「そうそう、あたしもそう思ってたのよー」
「え、何でわかったんですか?」
「そりゃ、」
「ねえ?」
「え、ちょ、ちょっと、気になります!意味深にニヤニヤするのやめてください!」
「いやいや、あんたの猫被りが剥がれてきたみたいで嬉しいわー」
「これからが楽しみよねえ、イリア」
「全くだわ、ルーティ」
「だっ、だからどうしてわかったんですかー!」


「本当に異世界から来たの?って質問される度に笑顔でケータイとかいうの差し出してりゃわかるっての」
「あの子、そろそろ説明するのが面倒になってきてんじゃない?」


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