リカルドとユージーンとリヒターとナマエ
「(気まずい、すっごく気まずい!何でリカルドさん、ユージーンさん、リヒターさんなんて寡黙な人達と依頼来ちゃったんだろ!いや確かにすごく頼もしいけども、安心して依頼に集中出来るけども!)」
「………」
「………」
「………」
「(ややややっぱり気まずいー!!)…あっ、あの、ユージーンさん!」
「何だ」
「…や、……そっ、その、尻尾の袋、素敵です、ね…」
「………」
「(…えええ何で黙るんですかせめてちょっとだけでも反応くださいすみません)」
「…ふ、さすがはディセンダーの力を持つだけはある」
「へっ」
「この尻尾袋の良さが分かるとはな…子供ながらに素晴らしい目だ」
「…あ、ありがとう、ございます…?え、ええと…リカルドさんのコートも、リヒターさんの眼鏡も素敵、ですよね…」
「…なるほど、このコートの良さが分かるか」
「ふん、さすがにディセンダーを名乗るだけはあるようだな」
「(ええええ…どうしてこうなった)」
「お前のその学士の制服もなかなかだと思うぞ。何かこだわりがあってそれを着ているのだろう」
「(これはただ単にコスプレっぽい服を着たくなかっただけなんだけど…)あ、ありがとうございます…?」
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