セネルとナマエ


「わたし、セネルさんとシャーリィさんに感謝したいです」
「どういうことだ?」
「リュングベル、メテオライト、ベルフォルマ、キャスタニエ、ベルセリオス、エルステッド、ナトウィック、ヒュラッセイン、モルディオ、グラスバレー…」
「…お、おい、ナマエ?どうしたんだよ…」
「…ルミナシアの人達の名字は、難しいです」
「は?」
「今はまだバンエルティア号に乗っている人達、全員の名字だけは覚えてるんですけど…。多分、これからも仲間は増えていって、もっと難しい名字の人もいるんだろうなと…」
「ああ…」
「だからあの時、名字で呼ぶことをやめさせてくれたセネルさんとシャーリィさんには感謝してます」
「…何か、微妙な気分だな…」


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