20:記憶の向こう
アフター

「あ、あの、キールさんに聞きたいことが、あるんですが…」
「何だ、魔術のことか?それとも文字か?」
「ええと…違います」
「それなら何だ、ルミナシアの文化についてか?それとも…」
「………ア、アニーさんから貰った、健康診断の結果…」
「ああ、それが何だ?」
「……た、体重とか、スリーサイズとか、書いてありました、か…?」
「!!!」
「かっ、書いてあったんですか!?」
「そ、そんなの僕は見ていない!」
「うううっ、嘘だ!キールさん顔真っ赤じゃないですか!」
「おっ、お前が変なことを言うからだろう!」
「忘れてください!見なかったことにしてくださいー!!」
「わっ、わ、分かった!分かったから落ちつけ、僕を叩くなー!!」


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