title | ナノ


この世界がまだ愛であふれていた頃
ぼくはあの星を食べてしまいたい
きみが孤独に泣いてしまう夜は会いに行くから

愛を知る獣
喧騒と静寂

君が迎える朝を知る
約束した小指が痛むの
くたびれたシャツみたいな愛がいい

日溜まりの冬に愛の亡骸
それでもいつか世界に微笑む

/ぼくらの愛の宛名について