title | ナノ


触れる頬の柔さよ
おまえのあおい喉元に捧ぐ
ピアスと愛の関係性
あなたにもらうのはたくさんの愛と孤独がいい

「わたしが幽霊になったらね」
振り返っては切なくて
きみを思い出にしてしまう日が来るとしたら
死にかけたラブストーリー
使い古した「愛してる」

それでもきみはぼくの知らぬ誰かをおもって、ひとりあの部屋の隅で泣くのだろう

滴る悲しみをそのままにしないで
あの瞬間を切り取って飲み干してしまえばよかったの