title | ナノ

透明なこども
青痣
きみが笑えばなんでもいいさ
抱き締める腕もふるえるほどに
夜はもうきみを独りにしない
朝はもうきみを置き去りにしない
遠くとも
よろこびの在り処
むき出しのこころにようやくふれる
きみはひなげしのように笑う
まどろむ夜は酷くぬるい
たくさんの光をくれたでしょう
きみの街にも冬がくる
やさしく傷をなでてね