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ぼつ小説の一部
2011/07/30 20:20

※今書いてる2周年記念小説のボツにした部分
せっかく書いたんで超中途半端ですがあっぷあっぷ
ちょっとぐろいかもしれない

*


言葉になっていない叫び声をあげて自分に斬りかかろうとした敵軍の兵士を久秀は触れもせずに、指を擦っただけで兵士の足元に撒いた火薬を爆発させた。兵士は爆風に巻き込まれ姿を消した。

「、 面倒なことになったな・・・」

一人呟く久秀の周りには何人もの兵士が倒れていた。呻き声をあげている者はまだ良いうちで、息すらせずに目を見開いて事切れている者もいる。
宝を奪いに来たはずだったが、肝心のそれはどこにも見当たらない。この城の城主に在り処を聞き出そうとしたが既に逃亡していた。

「骨折り損だよ全く」

次の瞬間だった、久秀の背後から未だ微かに息のあった兵士が斬りかかってきたのだ。久秀が気付いた瞬間には既に刃は彼の目の前まで来ていて、

「 !」

血飛沫が上がった。しかし倒れたのは久秀ではなく兵士のほうである。

「・・遅い」
「ごめんねっ、後こいつも捕まえてきたから」

久秀の目の前に立つのは創痍で、彼の右手には既に血染めになっている白い布に包まれた

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