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梅雨
2011/06/15 19:41


「雨ーやだー梅雨きらーい」
「喧しい」

止むことを知らないかのように降り注ぐ雨。
開いた襖の間から見える庭の景色はどんよりとした灰がかったものだった。

「雨は美しいよ」

すべてを洗い流すのだ、雨は。
ぽつりと呟いた久秀の言葉を創痍は相変わらず理解できなかったが、やはり。

「じゃあやっぱ好きー雨すきー」
「・・・相変わらずだな、卿は」



*二人とも頭弱そう

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